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おけたにやすし
1968年 京都に生まれる
1990年 関西大学工学部卒業後、京都府立陶工高等技術専門校修了
1991年 京都市工業試験場修了
1992年 天目茶碗の制作をはじめる
先々代より天目をつくる窯元で育ち、家業を継承されています。
それまで蓄積されてきた天目の知識やノウハウを、いったん全て捨て、土、釉、焼成方法に至るまで、すべてゼロから試験を始められました。
複雑化する中で思うような再現がなされない現代の天目焼成技術に疑問を感じ、南宋時代にはもっとシンプルだったはずという思いから、単純な方法で、天目模様の出現を目指し、実験を行ってこられました。
そうして、初段階の頃、兎毫盞(とごうさん)や油滴(ゆてき)を目指していたあるとき、曜変天目(ようへんてんもく)に似た斑点が浮かび上がったそう。思いがけない出現で、まさしく窯変、窯のなかで偶然に浮かび上がるものであったといいます。
当時、数千に1個の割合であったとはいえ、曜変を生み出す方法を獲得され、今に至っています。
南宋時代(12〜13世紀)に花開いた「曜変」は焼物の最高峰。
現代によみがえらせる京焼の若手陶芸家です。